はいみどりの世界

すてきな記憶を忘れないために

大盛りチャーハンの店について

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海老チャーハン(鼎泰豊)

宇宙よりも遠い場所の第6話でシンガポールが登場し、それに伴いシンガポール巡礼者(舞台探訪者=聖地を特定する人を含む)もネット上で結構見掛けました。でも、キマリ達4人が夕食に食べた大盛りチャーハンのお店については、それらの方の聖地巡礼のブログ記事内に見つけることはできませんでした。筆者も当然、その場所を探索すべく、マリーナベイサンズホテルのウッドデッキまで歩いて行ける範囲を中心にグーグルストリートビュー(GSV)を使って、マリーナベイエリアを探索していましたが、見つかりませんでした。

シンガポールに実際に行って、現地で探せばなんとかなるかなと考えていました。しかし、現地では見つけることが叶いませんでした。帰国後に現地で撮影した沢山の写真を見返していて、たまたま撮影した川下りの船の中からの1枚の写真からこのお店の場所の絞り込みを行うことが出来て、この大盛りチャーハンを食べたお店の特定に至りました。

このお店の名前や発見のくだりについては、拙著「小淵沢家のひみつ」(C95新刊)に記載し、C95の新刊の目玉(キャッチーでセンセーショナルな記事)にしていました。拙著をご購入頂き、その場所へ行かれて実際に大盛りチャーハンを食べられる方がいつ現れるのかなと期待していたのですが、流石にシンガポールはハードルが高いのか、なかなか現れませんでした。

なので、これからシンガポールに行かれる方で、拙著をお読みになられていない方にも、ぜひとも、この大盛りチャーハンのお店へ伺っていただくべく、この店名、場所を公開する記事を書き始めた時、筆者のフォロワーさん(拙著を2冊も購入されていた)が、シンガポールを訪れて、このお店で大盛りチャーハンを注文されたとの報告を頂きました。

なんというタイミングなのでしょうか。少々驚きましたが、拙著が役に立ったのであれば幸いです。実際にお店に訪れてのことについては、この方(Cunさん)のブログ記事(作成中だそうです)をご覧ください。

 

さて、前置きが長くなりましたが、このお店の紹介をします。

お店の名前は、「Tong Fu Ju Sichuan Restaurant」と拙著には英語で記述しました。

漢字だと「同福聚」(Tong Fu Ju)と書きます。Sichuanは、「四川省」の意味です。

このお店の入り口の上に大きく書かれている看板「重庆千品烤魚」が拙著の編集時に2番目の文字の読みが判らず、この文字をどうやってPC上に表示するかが解決できなくて、やむなく、GoogleMap上にあった店名の英語表記のみで記載しました。(以下にこの文字の説明を記しますが、この看板の6文字はお店の名前ではなさそうですね)

(ちなみに、このお店を実際に訪れたフォロワーさん(中国語が得意)に教えて頂いたのですが、この2番目の文字は、「慶」の文字の簡体字だそうです。ということは最初の2文字は、「重慶」(チョンチン)という地名ですね。ちなみに、5番目の文字(火偏に考)ですが、意味は「あぶって焼く」という意味です。)

中国語にのみ存在する漢字(日本語の漢字にはない文字)(看板の画像の中に存在する文字など)は、どうやって検索したら良いか未だにわかりません。最初からテキスト化されていれば、その文字をコピペすることで検索可能になるのですが、画像ではどうにもなりません。ひたすら、中国語の文字の一覧表から探すしかないのでしょうか。今度、中国語ネイティブな方(日本語も理解できる方)に中国語ワープロの使い方も含めて文字検索の方法を訊いて見たいと思います。

さて、お店の場所ですが、拙著を購入された方は、上記の英語の綴りをそのまま、グーグルマップで入力して検索すれば、Boat Quayの辺りの場所が出てきます。

一方、「重庆千品烤魚」をグーグルマップで検索しても重慶市(中国本土)が出てくるだけです。「重庆千品烤魚 シンガポール」とグーグルマップで入力すると、「Tong Fu Ju Sichuan Restaurant」が検索結果として出てきます。

グーグルマップでのこのお店の場所を参考に貼っておきます。

ぜひ、皆様もお店に訪れて、作中の画像をお店の人に見せるなどして、特大チャーハンを作ってもらったりしてください。また、作中のもう1つのメニューの「餡掛けうま煮のような料理」についても、画像を見せるなどして、その料理の名前や試食した感想をお聞かせ頂ければ幸いです。

なお、拙著には記載していますが、このお店の場所からは、作中のテーブル席の背景として見えるマリーナベイサンズホテルの一部が見えません。このお店の場所でのGSVでもお判りになると思います。

筆者は拙著に記載された方法でこのお店の存在すべき場所の当たりをつけた時、その場所にはピンク色のテントに英語の文字が入っているものが店先に存在している中華レストランは存在しなかったので、川沿いをGSVでこの特徴を元に探して、少し離れた場所にこのお店を発見しました。

なお、このお店からの景色はベイサンズホテルがベイエリアの高層ビル群に一部が隠れるなどして、いまいちだったので、「イメージ優先」で少し離れた場所の景色をお店からの眺めとして背景に使ったのだと思います。

 

さて、こうしてお店の場所が確定すると、このお店で大盛りチャーハンを食べたあと、どうやってベイサンズのウッドデッキの場所まで移動したのかが気になります。

地図を見るとわかりますが、ここから、ベイサンズのウッドデッキまでは、徒歩だと30分はかかると思います。

なので、拙著では、MRT(地下鉄)で移動したのではと記載しました。筆者はこのお店からも近いマーライオンからベイサンズまでは地下鉄を使いました。それでも結構歩きます。

実際、地下鉄で移動してみて感じたのですが、満腹の大きなお腹を苦しそうにしてMRTの駅の階段を上り下りしたりして移動する姿を想像してみてもやはり不自然な感じがするので、「イメージ優先」でこのお店はベイサンズのウッドデッキから歩いて10分程度の場所にあることにすると想像すればいいのかなと思います。

前述のように筆者はシンガポールを訪れた時点では、このお店を発見できなかったので、作中のキマリ達の追体験をするために、ウッドデッキの近くの中華料理店でチャーハンを食べてから噴水ショーを見ようと思い、中華料理店を検索すると、ベイサンズのショッピングモール内に有名な中華料理店の「鼎泰豊」(Din Tai Fung)を見つけました。ここでチャーハンや有名な小籠包、そしてその他沢山の料理を注文し、残さず平らげました。結果、作中と同じお腹が苦しい状態で、ウッドデッキまで歩いて移動して、SPECTRA(噴水ショー)を見ることが出来ました。

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SPECTRA(噴水ショー)

皆様もぜひ、お腹いっぱいにしてウッドデッキで噴水ショーをみてくださいね。

ちなみに、そのあと、ドリアンアイスを見つけることが出来なかったので、キマリや報瀬の恐怖の追体験が出来なかったのが筆者の心残りです。(笑)

(2019年3月12日)