はいみどりの世界

すてきな記憶を忘れないために

コミケ c97 おしながき(2019年冬)(1st info.)

コミケ(C97)のサークル「やきいも」の新刊紹介です。(12月28日(土) 1日目南2オ-06b)

今回もまたまた、TVアニメ「宇宙よりも遠い場所(よりもい)」の同人誌です。

 

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1.「新ペンギン饅頭号のひみつ」(A4フルカラー、48頁)(900円)

今回の新刊は、これまでのよりもい聖地巡礼本の集大成を目指し、なんと総ページ数は48頁です。さらに、判型をこれまでのB5サイズからA4サイズにスケールアップしました。

内容は、今回新たに、第4話の夏季訓練に登場した、鈴蘭小屋(乗鞍高原)の紹介やルート工作などの解説をメインにしました。

そして、既刊の館林およびその周辺、シンガポールの聖地はもちろん網羅し、A4へのサイズアップに伴う、全体の写真のサイズアップや写真の追加、未巡礼だった施設、お店の追加、さらに、小ネタなど、より一層楽しめる内容になったと思います。(テキストも多めです)

既刊に掲載した情報のアップデート、地図の見直し、聖地リストの再構築、さらに、第1話の呉への旅、途中の車窓などの解説、鉄道ネタも追加しました。また、南極関連施設も追加しています。

本書は、国内およびシンガポールの聖地は、全てカバー出来たと自負しています。

撮影機会がなかなか得られない貴重な学校関連画像もカバーしています。

また、ここ2年の間に失われた聖地の貴重な画像も多数掲載しています。

 

巡礼をされる方はもちろん、より一層「宇宙よりも遠い場所」について知りたい方など、よりもいが大好きな方には、絶対、おすすめします。この機会にお手元に1冊置いていただければ幸いです。

 

 

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そして、夏コミ(C96)で好評だった小説本(ラノベ)を新装して、再頒布いたします。

2.「青春タヌキ野郎はオーロラ少女の夢を見ない 」(A6:文庫本92p) (新装刊:C97)(500円:実質値下げ)

内容:南極から戻ったキマリ達は無事3年生となり、いつもの高校生として日々の生活を過ごしていた。日向は、多々良西に編入できて陸上部で汗を流す毎日だった。一方、めぐみはキマリとは別のクラスとなり、キマリ達とは距離を置いていた。報瀬は南極部を認められ、放課後はキマリとともに部室で過ごしていたが、ある日、事件が…。

TVアニメ「宇宙よりも遠い場所の未回収ルートの「日向ルート」、「めぐみルート」を回収すること、そして、様々な作品のオマージュに溢れた作者渾身の一作。

(表紙カバー解説より)

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夏コミでは、カバー表紙が無地でしたが、KENTさんの可愛いイラストが描かれたものに変更いたします。また、副読本「エトペンのひみつ」 (B5:フルカラー8p) も無料添付します。今回、価格を値下げし、実質「エトペンのひみつ」はおまけということになります。(ラノベをお買い上げの方のみの今回限りの特典です)

なお、セット販売は、在庫限りといたしますので、お早めにどうぞ。なくなり次第終了です。

*「エトペンのひみつ」の内容の多くは、「新ペンギン饅頭号のひみつ」にも掲載しております。(表紙の大きなエトピリカの写真がほしい方とか、麻雀のページを手元に置いておきたいとか、あるいは小説だけ買いたいという方は、この今回限りのセットでの入手をおすすめします)

 

☆夏コミで拙著小説(ラノベ)をご購入の皆さまへ

夏コミ(C96)では、校正が足りず、ご迷惑をお掛けしました。

今回、夏コミでお買い上げ頂いたラノベをご持参の方には、校正シール貼りをしたものと交換させて頂きます。カバーも当然、イラスト付きの新しいものになります。

(ご持参頂いた夏コミで頒布した校正前のラノベを回収させて頂きますことをご了解願います。「エトペンのひみつ」はご持参の必要はありません。)

また、今回の実質値下げに伴う対応として、ご持参された方には、差額分の割引(200円)をいたします。

新刊「新ペンギン饅頭号のひみつ」の購入や、他の既刊本に対してご利用いただけます。(1冊のみ)

(この対応は、ラノベ交換当日限りといたしますことをあらかじめご容赦ください)

冬コミ以外での頒布イベント出展に関しては、別途ご案内する予定です

 

◉先の案内で、カバーのみの持参で構わないと一部、案内させて頂いておりましたが、申し訳ありませんが、必ず、ラノベ本体をご持参願います。よろしくお願いいたします。

 

(2019年12月23日)

 

夏コミ(C96)の小説の訂正ページについて(C97での対応ご案内)

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コミケC96では、当スペースにお越し頂きありがとうございました。

「青春タヌキ野郎はオーロラ少女の夢を見ない」は、筆者初めての小説でした。

お読み頂いた多くの方々に感謝し、また、恐縮しております。

小説は、書いた後に結構緊張するものだということを今回、実感しました。

お読み頂いた皆さま、どうだったでしょうか?

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さて、頒布後に第2章のいくつかの頁でわかりにくい部分、間違いがあったことを気が付きました。ご購入頂いた方には、本当に申し訳ありませんでした。

先に、印刷用の当該頁のPDFデータをご案内しておりましたが、読者の皆さまにご不便をお掛けするのが忍びなく、当該頁に訂正シールを貼ったものをC97で配布(交換)いたします。(P35, P82の2箇所の訂正対応となっております)

交換の方法につきましては、C97(2019年冬コミ)の正式告知の中で別途ご案内いたします。なるべく、簡便なかたちになるよう配慮させて頂くつもりです。(この頁の最初に掲示してある、水色の表紙カバー(イラストなし版)のみをお持ちいただくことで確認をさせていただくつもりですので、無くされないようにお願いいたします)

新しい表紙カバー(イラスト画有り)のみをすでに入手されている方など、初回頒布時の水色のカバーを現在は所持されていない方も、申し訳ありませんが、小説本体をお持ちください。お引き換えで交換をいたします。

 

まだまだ校正が十分でなく、読者の皆さまには、この場を借りて改めてお詫びいたします。

なお、このご案内をさせていただくとともに、以前にご案内させて頂いていた訂正頁のPDFデータのダウンロードのご案内は、近日中に終了とさせて頂きます。ご了承ください。

 

(2019年12月14日)

(2019年12月23日訂正)

 

----------------------以下、修正頁のPDFデータの案内--------------------

少々、遅くなってしまいましたが、当該頁の差し替えデータ(PDF)を置きます。

(リンクをクリックすると別タブで開きます)

 ◯パスワード:ご購入頂いた本の92ページの末尾の行の10文字の英文字です。小文字入力でOKです。

[お願い] パスワードを掛けている理由は未読了の読者に対しての配慮です。

[未読了の方へ] この頁を閲覧、および印刷される際は先に目を通されない様にして、当該頁を読む際に見ていただければ幸いです。

 

◯PCでPDFを印刷するときに、Acrobat Readerを使用して印刷する場合

ファイルメニューの「プリント...」を選択します。

さらに、「プリント」ダイアログ内のページサイズ処理の項目は、「合わせる」を選んでください。ただし、「PDFのページサイズに合わせて用紙を選択」のチェックボックスのチェックは外しておいてください。

なお、この時の印刷サイズは、若干小さくなります。

これを避けるには、プリンタ側の設定とAcrobat Readerの両方の設定をうまく組み合わせる必要がありますが、使用するプリンタによって微妙に異なります。

以下の説明はあくまで参考情報であり、印刷が確実に出来ることを保証するものではないことを予めご容赦ください。

◯原寸での印刷について(PC)(参考)

1. Acrobat Readerのプリントダイアログ内の設定内の左下にある「ページ設定...」のボタンを押す。

2. Acrobat Readerの印刷設定を続行する旨のダイアログで「OK」ボタンを押す

3. 各プリンタドライバが提供している印刷設定ダイアログ内で「拡大、縮小」設定を20%に変更し、「OK」ボタンを押す

4. Acrobat Readerのプリントダイアログ内の「ページサイズ処理」を「実際のサイズ」を選択する

5. 「印刷」ボタンを押す

 

なお、PDFデータにはパスワードが掛けてありますので、ダウンロードしたファイルのままでは、コンビニでは印刷出来ません。

◯コンビニで印刷する場合

1. データをこのブログからダウンロードする。

2. ダウンロードしたデータをGoogle Chrome(以下、Chromeと表記)がインストールされているPC上で、Chromeアイコンにドラッグ&ドロップすることで開き、パスワードを入力して表示する。

3. Chromeのファイルメニューの「印刷...」を選択する

4. 印刷ダイアログ内の「送信先」を「PDFに保存」を選択し、保存ボタンを押す

5. 名前を適当に変え、「保存」ボタンを押す

これで、パスワードが解除されたファイルができるので、これをUSBメモリ等にコピーして、コンビニで印刷してください。

◯コンビニでの印刷をしてみました。結果、ファミマ、ローソンではうまくいきました。(同じ機械を使っています)

手順は、普通紙を選択、白黒を選択、A4サイズを選択して、「プリント開始」ボタンを押します。

印刷結果は、PCで印刷した時と同様に若干小さくなります。

なお、便利な設定の項目の「設定を変更する」ボタンを押して、「実際のサイズで印刷する」を選択した場合はうまく印刷出来ませんでしたので、この操作はしないでください。

筆者の家のレーザープリンタよりも綺麗に印刷出来たので、結構良いと思います。

(もちろん、オフセット印刷の600dpiにはかないませんが)

(10円/枚です)

セブンイレブンは、「印刷できないファイル」と表示が出て印刷できませんでした

[重要] コンビニでの印刷は全てのコンビニで確かめた訳ではないので、もしも、うまくいかなかった場合には、ご一報いただければ助かります。確実に印刷出来るファミマ、ローソンをおすすめします。 

(2019年8月22日)

(2019年8月24日加筆、追加情報)

 

 

エトペンのひみつ(コミケ C96)補遺記事(夏休みの宿題:自由研究)

C96(2019年夏コミ)で頒布いたしました「エトペンのひみつ」のもくじに

・オーロラの原理と低緯度オーロラ

の項目がありましたが、この内容が本編に存在しておりません。申し訳ありませんでした。

遅くなりましたが、この項目に相当する記事を本ブログに載せさせて頂きます。

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<オーロラの原理と低緯度オーロラ>

・オーロラの発生と範囲

オーロラは、太陽風(プラズマ)が地球に到達し、そのプラズマが大気圏で空気にぶつかり、発光するものなのですが、その太陽風は地球の磁場に導かれて、極地(北極、南極)に集まるため、その地域でしか見ることが出来ません。

正確に言うと、極地と言っても、北極点や南極点など地軸のあたりではなく、磁極(北磁極、南磁極)を中心にしたドーナツ状のエリアにおいて、観測が出来るのです。

このエリアのことをオーロラベルト(オーロラ帯)と言います。

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オーロラベルト(北極)

幸いにも、昭和基地はこのオーロラベルト(南極)に入っており、オーロラの観測に適した場所です。

めぐっちゃんの行った北極(筆者の推定では、カナダのイエローナイフ)も、このオーロラベルトに入っており、ここはオーロラベルトの中では、緯度が若干低く、比較的、行きやすい場所であると言えます。(もちろん、寒いですが)

ところで、このオーロラベルトに入っている地域でしかオーロラを見ることが出来ないという訳ではなく、あくまで、オーロラが出現しやすい目安の地域のことを指します。

オーロラが現れている地域は、このオーロラベルトの外側まで広がっていることもあります。オーロラが出現している時の発生の範囲をオーロラオーバルと呼びます。このオーロラオーバルは、オーロラが発生している時も、時々刻々と変化しています。

このオーロラオーバルの出現予測を示してくれるこんなサイト(SPACE WEATHER PREDICTION CENTERもあります。(*1)(*2)

 

このサイトでも表示されているように、ドーナツ型ではなく、どちらかというとクロワッサンのかたちをしたエリアになります。(日時によって形が変わるので、クロワッサン型でない時もあります)

もちろん、このオーロラオーバルの出現する場所は基本的にはオーロラベルトを中心とした地域で、高緯度地方であり、通常はこの範囲でしかオーロラを観測することが出来ないのですが、強い太陽風が地球に到達して磁気嵐が発生し、ごく稀に、低緯度(極地に近い範囲を高緯度と呼ぶことの対語)の地域(例えば日本)でもオーロラを観測することが出来ることがあります。

この低緯度でオーロラが観測出来ることを、低緯度オーロラと呼びます。

 

・低緯度オーロラと発生場所

低緯度オーロラは、これまでの観測の記録を見る限り、高緯度地方で見られるような緑色のカーテンのような特徴的なものではなく、赤い発光であり、その見える範囲も全天ではなく、北半球では北の方角の低い高度に現れるようです。

この低緯度オーロラは、過去の日本の文献にも記録されており、平安時代藤原定家が書いた明月記に記されている京都で観測されたこの現象(1204年2月)は、「赤気(せっき)」という名前で記録されています。(*3)

 

また、今年の極地研の公開日(2019年8月3日)にオーロラ講座が開催されていましたが、その脇にこの赤気の絵(コピー)が展示されていました。極地研に行かれた方はお気づきになられていたでしょうか?

この絵は京都で1770年9月に描かれたものだそうです。午前0時頃の北の方角のものです。

京都は北海道よりも緯度はさらに南に位置するので、オーロラの観測は非常に稀だと思います。この時も大きな磁気嵐が地球に発生したのだと想像されます。また、当時はまだ電気のない時代なので、街灯も人家の明かりもなく、夜空は暗かったので、今よりも観測には有利だったと想像できます。

記録に残されるというのは、やはりインパクトの大きな出来事だったことに加え、それを記録に残そうとする人が少しはいることが必要で、京都のような大きな都市だったからこそ、そのような記録(色絵)が残されたのだと思います。

この絵は、『星解』という名前の書物に描かれたものですが、日本に3個存在しているそうです。そのうちの1つが三重県の松坂市の郷土資料室が所蔵しているそうです。(*4)

三重県松坂市といえば、北海道の名前を命名した松浦武四郎の出身地です。北海道とのつながりをこんなところで感じてしまいました。(*5)

 

さて、低緯度オーロラは、高緯度に対する言葉ですが、高緯度地域(北緯(南緯)60度以上)よりも低い緯度という意味であり、赤道地域を指すのではありません。

オーロラが通常発生している地域では、全天で見ることが出来ます。それは、この地域の頭上にオーロラの発生する原因が存在しているからです。

一方、低緯度オーロラは、オーロラの発生する場所が高緯度寄りであり、その直下ではないため、地平線の近くにしか見ることが出来ないようです。

 

前述の京都で観測されたのは、ずっと昔のことであり、当時の磁極(北磁極)の位置が現在と異なっていたことも関係しているようです。磁極は、ずっと固定している訳ではなく、絶えず移動しています。磁極が移動している理由ははっきりしていませんが、地殻内のマントルの移動など、地球内部の構造に関係しているようです。

ただ、流石に京都のような低緯度で観測できたのは、よほど大きな磁気嵐が発生し、そのオーロラの発生場所も京都の北方の比較的近い緯度だったのではないかと考えられます。

また、低緯度オーロラが赤い理由ですが、オーロラは、発生している時の高度によって色が異なり、高緯度地方で見られるオーロラは通常は緑色が多いです。それは、オーロラの下部、つまり高度の低い部分は緑色であることによります。一方、高度の高い部分は赤色であり、遠方から見ることの出来るオーロラは、このオーロラの上部しか見えないため、赤い色のオーロラしか観測することが出来ないのです。

日本でオーロラが今よりもよく見えるようになるには、磁極の位置が北極点よりロシア側に移動すればいいのですが、短期間に移動するものではないので、すぐに実現するものではありません。(*6)

 

さて、陸別町のりくべつ宇宙地球科学館(銀河の森天文台)内に展示されている写真(トップ>りくべつ宇宙地球科学館>天文ギャラリー>低緯度オーロラ を参照)を改めてよく見てみます。赤い色のものが大多数ですが、緑色のものもあります。天文台がシルエットに浮かんでいるものは、建物の形状から北の方角に向かって撮影していることがわかります。

いくつかの研究資料に依れば、オーロラを離れたところから見た場合、下層の緑色の部分が見えず、上層部の赤色の部分が見えるので、低緯度オーロラは赤いという説明でした。撮影条件、状況がわからないので、緑色に写っているのは何なのかは気になります。

 

オーロラの発生地点(A地点)から、実際にどのくらいの距離(緯度差)までこの赤いオーロラが見えるのか計算してみました。

観測地点(B地点)では、地平線の上から10度までの範囲でオーロラが観測されると仮定します。

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オーロラ高度計算図

通常の緑色のオーロラの高度は100-200km程度であり、さらにその上層の赤色の部分は200km以上となり、最大でも500km辺りまでということです。

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緯度差高度対応表

上記のように、オーロラベルトの辺りで発生した通常のオーロラを直下ではなく、少し緯度が下がった場所から見えるのは、赤色の場合では、高度を250kmとした場合では、発生場所より緯度で15度離れた場所辺りとなり、500kmとしても20度離れた場所までとなります。(H1よりも高度が上でないとB地点からは見えない)

現在の磁極(北磁極)の位置は、グリーンランドの西の辺りでここは、日本からは経度としては地球の裏側に当たり、磁気緯度(磁極を90度とする緯度)は、北海道でも、わずか35度くらいにしかなりません。

日本の北の方向で最も近いオーロラベルトとなるロシアの辺りの実際の緯度は80度くらいになり、北海道との緯度の差は35度もあります。先ほどの計算結果の表を見ていただければ判るように、35度の緯度差のある場所から見えるオーロラの最低高度は、1400kmを超えるので、通常のオーロラが見えることはほぼないと考えられます。

つまり、日本では、オーロラベルトの辺りに発生したオーロラを斜めの方向から見るというのはありえないことになります。

したがって、北海道で見えた赤いオーロラ(低緯度オーロラ)は、この通常のオーロラベルト付近で起きたものではなく、より北海道に近い場所で起きたものではないかと思います。

前記の表から考えると赤いオーロラの高度を250kmとすれば、緯度差は15度となります。この場合での緯度60度の場所は北海道の真北に位置するオホーツクという町の辺りになります。(*8)

この場合には、その距離は1800km程度となり、単純に計算しても光の強さは、直下の1/50になり、さらに地平近くの大気の減衰も考慮に入れるとさらに暗くなります。そのため、これが肉眼で見える時は、本当に明るい、大規模なオーロラが発生する時なのだと想像されます。

 

・まとめ(オーロラ観測の勧め)

オーロラの明るさは、実際、結構暗いので、それを観測できるのは、街の明かりの影響を受けない場所でかつ、空が澄んでいるなどの条件が揃って初めて肉眼で見えるのだと思います。写真撮影でしか観測できないことも多いようです。

低緯度オーロラが発生する時は、オーロラの発生する要因、つまり磁気嵐の規模が非常に大きい時であり、それを陸別町で何回か肉眼で観測出来た理由としては、町が人口が少なく、夜空が暗いこと、緯度が比較的高いことなどが挙げられます。

肉眼での観測は本当に稀なのですが、写真撮影は何度か成功しています。

陸別町のキャッチフレーズは、「日本一寒い町」であって、「オーロラが見られる街」としていないのは、この肉眼で見れることが本当に稀(20年に1回程度)であり、流石に、いつもオーロラが見れると公言するのは憚れるということのようですね。

明治以降の記録において、肉眼で観測されたのは、ほとんど北海道であり、この陸別町では、肉眼では稀でも、写真撮影にはこの20年のあいだでも何度か成功しています。(*9)

 

いつも宇宙天気予報太陽風の状況を確認して、大きな磁気嵐が起きた時には、この陸別町に訪れると、もしかしたら、肉眼でオーロラを観測出来るかもしれませんね。

 

*1: NATIONAL OCEANIC AND ATMOSPHERIC ADMINISTRATION(NOAA:アメリカ海洋大気局:米国商務省)の運営

*2: 和訳では同名となる日本の「宇宙天気予報センター」は、日本の国立研究開発法人情報通信研究機構NICT)が運営しています。こちらは、太陽活動や、電離層の影響を伝える情報等を扱っています。

*3: こちらの研究報告書に詳しい

*4: 赤気の画像や江戸時代の観測の説明はこちらの研究報告書に詳しい。

「星解」のこの画像に関しての比較考察は、こちらの研究報告書(PDF)に詳しい。

*5: 松浦武四郎は、幕末に北海道(樺太を含む)をくまなく調査し、様々な報告書を自費でも出版し、また、アイヌ先住民族)の記録、保護にも尽力した。

*6: 最近の情報に依れば、磁極の移動速度が早まり、ロシアの方向へ移動しているようです。原因は不明ですが、オーロラの日本での観測がもしかしたら、今後より可能性が高まるかもしれません。この情報に依れば、現在の北海道の磁極緯度は50度に近いことになります。

*7: 地球の半径=6371km(平均半径)としています。実際の地球の赤道付近での地球の半径は6378kmであり、極点での半径は6356kmであり、一様ではありません。

*8: オホーツク海の語源になった町(ロシアのハバロフスク地方)

*9: 名古屋大学太陽地球環境研究所の塩川和夫教授の低緯度オーロラ解説ページに過去の観測リストが掲載されている。

(2019年9月17日作成)

コミケ c96 おしながき(2019年夏)(1st info.)

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コミケ(C96)のサークル「やきいも」の新刊紹介です。(8月10日(土) 2日目南2オ-34b)

今回もTVアニメ「宇宙よりも遠い場所(よりもい)」の同人誌です。

そして、今回はなんと2本立てです。(700円:セット販売です)


1. エトペンのひみつ (B5:フルカラー8p) (新刊:C96) 
 聖地巡礼・舞台探訪、解説本です。

2.青春タヌキ野郎はオーロラ少女の夢を見ない (A6:文庫本92p) (新刊:C96)

ラノベ(小説)本です。

 

内容説明:

今回は北海道に足を伸ばし、結月関連のカットの回収や南極関連の施設を訪れました。また、念願の日向の陸上部部室のカット(群馬県内)も撮影出来ました。さて、そんな中、放送終了後、TVシリーズの続編を期待しているうちに早くも1年が過ぎてしまいました。新作があれば、また新たなカットの回収に努めるのですが... 。

 

という訳で、登場カットの多くはすでに2冊の前著でほとんど回収済みですので、どうしたものかと考えているうちに、ストーリーの回収、すなわち日向とめぐっちゃんの南極、および北極からの帰還後の思いを想像して、彼女らの高校生生活を小説(ラノベ仕立て)として書いてみようと思いました。

 

これらは、筆者がリスペクトしている麻雀を題材にしたコミック作品「咲-Saki-」(小林立)や今年公開された阿佐田哲也原作のリメイク作品「麻雀放浪記2020」(白石和彌監督)、そして、ラノベ、TVアニメ、劇場版も公開された「青ブタ」シリーズ(鴨志田一)からその題名を、そしてこの作品のストーリー設定の源流ともいうべき、映画「転校生」(大林宣彦監督)、これらのオマージュです。

ストーリーは2本立てで、1話目は日向ルート、そして2話目はめぐみルートです。

もちろん、キャラ設定はよりもいの登場人物そのままですが、脇役を登場させたり、キマリの妹リンの出番を増やしたりと、いろいろ趣向を凝らしています。さらに、作中で何度か登場した麻雀ネタの仕込みもしっかりやっています。

 

内容の一部を紹介(小説の舞台の解説本を兼ねています)(小説は読んでのお楽しみ)

 

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お詫び:目次に本誌に一部記載のない内容が含まれています。

その内容については後日、このブログ内でまとめを掲載するつもりです。申し訳ありません。(夏休みの宿題かな)

以上、よろしくお願いいたします。

 

<情報>

既刊のよりもい本のうち、「ペンギン饅頭号のひみつ」は品切れです。申し訳ありません。好評の「小淵沢家のひみつ」(400円)は在庫が少しありますので、併売いたします。

その他、筆者のいくつかの聖地巡礼関連の既刊も少しだけ持って行きますので、お声を掛けていただければと思います。

境界の彼方、無彩限のファントムワールド(以上、京アニ作品)、ハイスクールフリートはいふり)、たまゆら(以上、横須賀関連)

 

筆者の好きな言葉。

「頑張ったね」

「よく出来ました」

そして、

「優しい気持ちになれたらいいな」

コミケの会場でお会いしましょう。

シンガポール行きの飛行機のモデル(キマリが乗った飛行機)

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シンガポール行きの機内食の茶そば

 宇宙よりも遠い場所(第5話)で、キマリが早朝、館林の自宅から成田空港へ向かうシーンが登場します。

空港でのシーン、例えば出発ゲート横の矢印が並んだ案内板とか天井の模様などから、出発したのは成田空港であることがわかります。

シンガポールへ向かう便のモデルは、出発時刻、機内風景、飛行機のデザインからシンガポール航空のSQ637(成田発:11:10)のようでしたが、空港に到着した後(第6話)、出発ゲートを通り、出国審査、そして、ゲートへ向かうシーンについてなど、総合的に考察して、C95(2018年冬コミ)で拙著「小淵沢家のひみつ」では羽田空港説にも触れました。

成田空港発(SQ637)としての疑問点は、以下のものでした。

1)SQ637の機材はB787-10である(放送開始時から拙著記述時(2018年12月)、そして現在も)

2)シート背面のモニタ周りが作中のものと異なる

3)窓側席が2列である

4)この便のシンガポールの到着時刻では、ホテルに寄ってからマーライオンに行くと日が暮れてしまう

5)SQ637の出発ゲートは45番ゲートだが、通路から見ると、通路に直角に飛行機が駐機しない(はず)

これらの疑問点の基本は、1番に挙げた、飛行機の機種(機材)が異なるということです。

拙著執筆当時、成田と羽田の午前便のみを比較した結果、羽田説(SQ631)も挙げた理由は上記の2、4、5において羽田なら作中に合うと考えたからです。

 

その後、この飛行機のモデルの検証を1から再度やってみようと色々調べました。

その結果、SQ637(成田空港発)をモデルとしていると確信しましたので、その検証内容を改めてお伝えしておきたいと思います。

1)SQ637の機材はA380エアバス社)である

作画の飛行機の外観をよーく見てみると、窓が2列(2段)になっています。(皆さんはとっくに気が付いてますよね)

2)シート背面のモニタ周りが作中のものに似ている

拙著では、B777-300ERのものが似ていると記載しましたが、ドリンクホルダーの位置が左右逆でした。A380が合致します。その他のパーツもB777-300ERは結構似ているのですが、細かい部分ではやはり異なっていました。

3)A380の2階のエコノミー席は窓側が2列である

A380のエコノミー席は1階と2階にありますが、1階席は窓側は3列です。

B787-10もB777-300ERも窓側の席が3列なのは同じです。なので、脚色かなと思っていました。

しかし、このA380には2階席にもエコノミークラスがあります。この2階席では窓側は2列ですので作中と合います。

4)(後述します)

5)45番ゲート脇の通路から見ると、通路に直角に飛行機が駐機する

筆者が間違えた理由は、成田空港の見取り図から、飛行機の駐機位置を割り出したためでしたが、実際の画像(このブログ記事)など、もっと確認すべきでした。(探せば見つかるんですね)

という訳で、羽田説は取り下げます。申し訳ありませんでした。

A380の機内の写真(2階席のエコノミークラス)については、こちらのブログ記事が詳しいです。この記事の末尾の辺りに、シート背面のモニターなどもはっきり見えています。

では、なぜ、作中の飛行機はA380だったのでしょうか。

放送開始時点では、前述のようにSQ637はB787-10でした。

しかし、2016年10月22日まで、実際にA380が使われていたのです。

なので、A380を機材に採用したのは以下のような理由(経緯)だったと思います。

1.作品のイメージに合わせるために、この窓側を2列席で作画したかった。そのような機材を探し、見つかったA380を作画に採用した

2.スタッフが以前に搭乗した機材がA380で、それが窓側は2列席だった。その時の資料を元に作画した

いずれにせよ、他の機材(例えば、B777-300ER)の資料を混ぜたりせず、A380の資料のみを参考にして作画しているスタッフのリアリティに対するこだわりに改めて敬服いたします。

そして、朗報です。

2019年の4月28日から、SQ637の機材がA380になります。

シンガポール航空の機材説明はここ

GW中は流石にもう予約は無理でしょうが、その後は作中と同じ飛行機に搭乗可能になります。なお、これは夏ダイヤの期間だけで、10月27日までのようです。

ただ、このA380の機材も、7月からはA380Rと呼ばれる機材に変更になるようで、2階席の窓側2列エコノミー席がなくなってしまうかもしれません。7月以降にシンガポール巡礼をお考えの方はご確認されると良いと思います。

A380、A380Rへの変更の記事はここ

 

さて、話を戻します。

(疑問4)のシンガポール到着時刻の問題ですが、これは、作中では、土曜日にシンガポールに到着して、月曜日にフリーマントルに向けて出発する(パース行きの飛行機に乗る)という過密な日程もあり、到着後にマーライオンまで行ってしまうという流れを組み込むには、到着時刻を現実にあり得ない時間にしたのはしょうがなかったということでしょうね。通常、成田からシンガポールへは6時間半かかるところを4時間くらいで移動することで、現地時間の午後2時くらいに到着したことにします。(このことに目くじら立てないで頂ければと思います)

また、シンガポールと日本の時差が1時間あるのと、さらに本来の時差の地域よりも西にシンガポールが位置していることにより実質2時間日が暮れるのが遅くなるのですが、全く間に合いません。(拙著でも述べましたが、少し早い羽田発(SQ631)でも川下り込みではちょっと厳しいです)

そして、以下のような時系列でストーリーが進行します。

(時刻は筆者の推定:現地時間)

14:00 空港着(日本を午前中の明るい時間に出発する便はこの時間に到着しませんが)

15:00 MRTオーチャード駅上の交差点

16:00 道草しつつオーチャードホテルに到着

16:30 ホテル出発

17:20 川下りの船に乗船

17:40 マーライオンで記念撮影(日差しの感じから18時以前と推定)

このあと、しばらく市内観光していたと想像。

シンガポールでは20:00頃にようやく暗くなる)

20:00 大盛りチャーハンを食べる(Boat Quayエリアのこの中華料理店)

(このお店から、マリーナベイサンズへ移動するのは徒歩では時間がかかり過ぎてちょっと無理なのですが、ここもストーリーの「イメージ優先(*1)」でマリーナベイサンズの近くにお店があるという設定にしていると思われます。徒歩で10分くらいの距離でないと、21時の2回目の噴水ショーに間に合わないのと、チャーハンをお腹いっぱい食べるのに時間が掛かり、そのあとMRT(地下鉄)に乗って移動するのも不自然な感じがします)(この件に関しては別記事で)

21:00 SPECTRA(噴水ショー)を見る

21:30 展望台へ登る

23:00 オーチャードホテルへ戻る

筆者は、この日程をトレースすることを意識して、シンガポールに少しでも早く到着する羽田発のSQ631(シンガポール着:15:45)を利用し、道草せずにホテルに到着しましたが、到着当日の明るいうちに川下りをしてマーライオンまで行くのは無理でした。

けれど、やはりキマリみたいにシンガポールに着いたら、早くマーライオンを見たくなったので、翌日の下見も兼ねて、夜のマーライオンを見に行きました。

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夜のマーライオンとマリーナベイサンズ

皆さんも、ぜひ、このスケジュール表を参考に4人の足取りを辿ってシンガポール聖地巡礼を楽しんでくださいね。

 

*1: 「イメージ優先で」ですが、筆者は昨年春アニメイト横浜店のBD第1巻発売プロモーション時に第1話の絵コンテが展示されているのを見ました。その中に、おそらく、いしづか監督のコメントで、以下のように記されていたのを記憶しています。その部分には、実際(実在)の場所と合致しない場面に対して、「イメージ(ストーリーの流れ)を優先で」(現実世界との矛盾(不一致)は気にしないで)という意味で書かれていたのに、ちょっと得心があったのを覚えています。

聖地が実在の風景や事象と異なっても、ストーリーとして自然な流れを優先するという監督の考え方は作品のかたちを大事にするというものであり、それは当然だと思いますし、筆者はそれに共感します。

もちろん、あまりに現実の風景を改変しすぎると、リアリティが失われるきらいもありますから、そこはほどほどであるに越したことはありませんが。

実在の聖地が作中の世界と細かい点で異なることを殊更気にされる方もいらっしゃるようなので敢えてここにそのことについて書き留めておきたいと思います。

 (2019年3月13日)

大盛りチャーハンの店について

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海老チャーハン(鼎泰豊)

宇宙よりも遠い場所の第6話でシンガポールが登場し、それに伴いシンガポール巡礼者(舞台探訪者=聖地を特定する人を含む)もネット上で結構見掛けました。でも、キマリ達4人が夕食に食べた大盛りチャーハンのお店については、それらの方の聖地巡礼のブログ記事内に見つけることはできませんでした。筆者も当然、その場所を探索すべく、マリーナベイサンズホテルのウッドデッキまで歩いて行ける範囲を中心にグーグルストリートビュー(GSV)を使って、マリーナベイエリアを探索していましたが、見つかりませんでした。

シンガポールに実際に行って、現地で探せばなんとかなるかなと考えていました。しかし、現地では見つけることが叶いませんでした。帰国後に現地で撮影した沢山の写真を見返していて、たまたま撮影した川下りの船の中からの1枚の写真からこのお店の場所の絞り込みを行うことが出来て、この大盛りチャーハンを食べたお店の特定に至りました。

このお店の名前や発見のくだりについては、拙著「小淵沢家のひみつ」(C95新刊)に記載し、C95の新刊の目玉(キャッチーでセンセーショナルな記事)にしていました。拙著をご購入頂き、その場所へ行かれて実際に大盛りチャーハンを食べられる方がいつ現れるのかなと期待していたのですが、流石にシンガポールはハードルが高いのか、なかなか現れませんでした。

なので、これからシンガポールに行かれる方で、拙著をお読みになられていない方にも、ぜひとも、この大盛りチャーハンのお店へ伺っていただくべく、この店名、場所を公開する記事を書き始めた時、筆者のフォロワーさん(拙著を2冊も購入されていた)が、シンガポールを訪れて、このお店で大盛りチャーハンを注文されたとの報告を頂きました。

なんというタイミングなのでしょうか。少々驚きましたが、拙著が役に立ったのであれば幸いです。実際にお店に訪れてのことについては、この方(Cunさん)のブログ記事(作成中だそうです)をご覧ください。

 

さて、前置きが長くなりましたが、このお店の紹介をします。

お店の名前は、「Tong Fu Ju Sichuan Restaurant」と拙著には英語で記述しました。

漢字だと「同福聚」(Tong Fu Ju)と書きます。Sichuanは、「四川省」の意味です。

このお店の入り口の上に大きく書かれている看板「重庆千品烤魚」が拙著の編集時に2番目の文字の読みが判らず、この文字をどうやってPC上に表示するかが解決できなくて、やむなく、GoogleMap上にあった店名の英語表記のみで記載しました。(以下にこの文字の説明を記しますが、この看板の6文字はお店の名前ではなさそうですね)

(ちなみに、このお店を実際に訪れたフォロワーさん(中国語が得意)に教えて頂いたのですが、この2番目の文字は、「慶」の文字の簡体字だそうです。ということは最初の2文字は、「重慶」(チョンチン)という地名ですね。ちなみに、5番目の文字(火偏に考)ですが、意味は「あぶって焼く」という意味です。)

中国語にのみ存在する漢字(日本語の漢字にはない文字)(看板の画像の中に存在する文字など)は、どうやって検索したら良いか未だにわかりません。最初からテキスト化されていれば、その文字をコピペすることで検索可能になるのですが、画像ではどうにもなりません。ひたすら、中国語の文字の一覧表から探すしかないのでしょうか。今度、中国語ネイティブな方(日本語も理解できる方)に中国語ワープロの使い方も含めて文字検索の方法を訊いて見たいと思います。

さて、お店の場所ですが、拙著を購入された方は、上記の英語の綴りをそのまま、グーグルマップで入力して検索すれば、Boat Quayの辺りの場所が出てきます。

一方、「重庆千品烤魚」をグーグルマップで検索しても重慶市(中国本土)が出てくるだけです。「重庆千品烤魚 シンガポール」とグーグルマップで入力すると、「Tong Fu Ju Sichuan Restaurant」が検索結果として出てきます。

グーグルマップでのこのお店の場所を参考に貼っておきます。

ぜひ、皆様もお店に訪れて、作中の画像をお店の人に見せるなどして、特大チャーハンを作ってもらったりしてください。また、作中のもう1つのメニューの「餡掛けうま煮のような料理」についても、画像を見せるなどして、その料理の名前や試食した感想をお聞かせ頂ければ幸いです。

なお、拙著には記載していますが、このお店の場所からは、作中のテーブル席の背景として見えるマリーナベイサンズホテルの一部が見えません。このお店の場所でのGSVでもお判りになると思います。

筆者は拙著に記載された方法でこのお店の存在すべき場所の当たりをつけた時、その場所にはピンク色のテントに英語の文字が入っているものが店先に存在している中華レストランは存在しなかったので、川沿いをGSVでこの特徴を元に探して、少し離れた場所にこのお店を発見しました。

なお、このお店からの景色はベイサンズホテルがベイエリアの高層ビル群に一部が隠れるなどして、いまいちだったので、「イメージ優先」で少し離れた場所の景色をお店からの眺めとして背景に使ったのだと思います。

 

さて、こうしてお店の場所が確定すると、このお店で大盛りチャーハンを食べたあと、どうやってベイサンズのウッドデッキの場所まで移動したのかが気になります。

地図を見るとわかりますが、ここから、ベイサンズのウッドデッキまでは、徒歩だと30分はかかると思います。

なので、拙著では、MRT(地下鉄)で移動したのではと記載しました。筆者はこのお店からも近いマーライオンからベイサンズまでは地下鉄を使いました。それでも結構歩きます。

実際、地下鉄で移動してみて感じたのですが、満腹の大きなお腹を苦しそうにしてMRTの駅の階段を上り下りしたりして移動する姿を想像してみてもやはり不自然な感じがするので、「イメージ優先」でこのお店はベイサンズのウッドデッキから歩いて10分程度の場所にあることにすると想像すればいいのかなと思います。

前述のように筆者はシンガポールを訪れた時点では、このお店を発見できなかったので、作中のキマリ達の追体験をするために、ウッドデッキの近くの中華料理店でチャーハンを食べてから噴水ショーを見ようと思い、中華料理店を検索すると、ベイサンズのショッピングモール内に有名な中華料理店の「鼎泰豊」(Din Tai Fung)を見つけました。ここでチャーハンや有名な小籠包、そしてその他沢山の料理を注文し、残さず平らげました。結果、作中と同じお腹が苦しい状態で、ウッドデッキまで歩いて移動して、SPECTRA(噴水ショー)を見ることが出来ました。

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SPECTRA(噴水ショー)

皆様もぜひ、お腹いっぱいにしてウッドデッキで噴水ショーをみてくださいね。

ちなみに、そのあと、ドリアンアイスを見つけることが出来なかったので、キマリや報瀬の恐怖の追体験が出来なかったのが筆者の心残りです。(笑)

(2019年3月12日) 

小梅さんの茶碗(報瀬の家でのお茶のシーン)

冬コミ(C95)では、「小淵沢家のひみつ」という表題で「宇宙よりも遠い場所」の聖地巡礼本を頒布いたしました。この刊行に当たって、2つのことを目標にしていました。

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小淵沢家の湯呑み茶碗

第3話の放送(2018/1/16)で小淵沢報瀬の家のシーンが出て来た時に、この家のモデルと湯呑み茶碗のモデルを見つけて、夏コミの同人誌のメインのネタに据えようと考えました。当然表紙も、当時未発見だった小淵沢家のモデルにしようと考えていました。

しかしながら、夏コミを過ぎても両方とも見つからず、夏コミはこのネタを諦めて「ペンギン饅頭号」のモデルの砕氷艦2代目しらせ(AGB-5003)が表紙になりました。

その後も探索を続けていましたが、冬コミの当落発表が迫った10月末に不思議なきっかけでようやく小淵沢家のモデルが見つかりました。

さらにその後も、もう1つのネタのこの茶碗の探索を続けていましたが、残念ながら冬コミの新刊には間に合いませんでした。

 

<この茶碗の発見の経緯>

冬コミの入稿が終わり、よりもいファンが集まった西荻窪のじんからさんでの忘年会に参加し、その時、参加者の皆さんにめぐっちゃんの好きなストロベリーティーティーバッグをお配りしました。(12月27日)

翌日、このストロベリーティーの感想を道遠(みちとお)さんから、画像付きのツイッターのリプライを頂きました。コミケの出展日(12月29日)の前日でしたが、その画像にあったピンク色のティーカップが気になりました。(*2)

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どこかで見た赤いティーカップ

どこかで見たことがあったような気がして軽くネット検索して見ました。

キーワードは、「赤、ティーカップ」。

画像サムネールモードで、スクロールしていくと、この小さな画像に目が止まる。

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サムネール(実物大)

 丸の周りに沢山の丸、そして、茎みたいな草みたいな。

クリックして、画像を大きくし、さらにその画像の元サイトを表示すると、同じ柄で青い色のものが。

「え、えー?!」

似てる、なんか似てる。

砥部焼(とべやき)の茶碗でした。

同じ柄の湯呑み茶碗をこの砥部焼関連のサイトで検索し、いくつか見つけました。

コミケの前日の夜、もう10時過ぎてました。

この日はコミケの準備もあるので、このくらいで検索をやめました。道遠さんのあの写真の赤いティーカップの検索も後日ということに。

砥部焼を販売しているお店は、年末でお店はもう営業を終わっており、通販でも注文をしても実際の入手は年明けなので、どうするか悩みましたが、とりあえず、通販で何個か湯呑み茶碗を注文しました。

年が明けた1週間後、届いた茶碗を見ました。

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砥部焼の湯呑み茶碗

ちょっと、大きい。でも、雰囲気はある。

早速、お茶を注いでみる。地の白色(白磁)もあって、お茶の黄緑色が映える。

飲んでみる。口当たりもよく、いつものお茶がより美味しく感じます。

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とあるお店で撮影したお茶を注いだ茶碗

翌週の日曜日(2019年1月13日)、前日とはうって変わって、快晴となり、昭和のくらし博物館(報瀬の家のモデル)へ伺いました。そして、お庭に面した離れの部屋(来訪者ノートなどがある場所)で、ペットボトルのお茶を入れたこのお茶碗を置いて撮影。小淵沢家の居間そのものではありませんが、これでひとまずゴールかな。(*1)

 

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報瀬の家の縁側に置いた茶碗

砥部焼の購入ですが扱っているお店が全国にあるようです。通販もあります。「梅山窯」というキーワードで探すと見つかりやすいです。

なお、この特徴的な文様は「太陽紋」というそうです。

この柄を模したものは他の焼き物にもあるそうですが、オリジナルはこの砥部焼のものだそうです。この絵柄の歴史等は現在、調査中です。

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<茶椀は特定された訳ではありません>

当然、この茶碗の絵柄が作中とは随分異なっていると思われる方も多数いらっしゃると想像しています。筆者自身も、これで決まりとは言い切れません。

以下に述べるような探索の経緯と、いくつかの部分が似ているということくらいしか言えないのですが、現時点において、これ以上に似ているものが存在しない(これ以外に似ているものが全く見つかっていない)ので、あくまで現時点では、この砥部焼の茶椀をモチーフにしたのではないかと考えています。

もちろん、全くの創作である可能性も否定できません。

いずれにせよ、公式側からの情報がないと確定的なことは言えないので、あくまで、筆者の思い込みの参考情報であるということをお含みおきください。

 

○似ている部分

1)太陽(花)の形:丸の周りに丸が囲んでいる

2)葉が地面に這うように描かれている

3)全体の雰囲気(構図)が似ている(主観ですが)

○異なる部分

1)花からの茎が描かれている

2)色が違う

3)茶碗の縁の厚みが違う(後述します)

公式からの情報があればスッキリするのですが、元ネタを明かさないこともアニメ特有の抽象化やイメージ重視でデフォルメするためであることも理解しています。

もしも、オリジナルの図柄が存在している場合にはそれをそのまま使うことに躊躇があった可能性もあります。

ということで、まあ、生暖かい目で茶碗を見てあげて頂ければと思います。

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<茶碗探索の足跡>

さて、この茶碗を見つけた経緯は、前述のように全くの偶然でしたが、それまで、1月の放送からほぼ1年、色んなキーワードで検索したり、似たような焼き物の販売サイトを総当たりするなど、本当に様々なことをやってきました。また、デパートの陶器売り場、街の陶器店、河童橋問屋街のお店など、茶碗を探すために、多くのお店巡りも行いました。花柄の茶碗は簡単に見つけられそうだと思っていましたが、少しも似たような茶碗に巡り会うことは全くありませんでした。

 

9月に秋葉原キュアメイドカフェでMAD HOUSEの原画展の展示があり、最終日(9月17日)にようやく行くことが出来ました。そこには、偶然にもこの第3話の報瀬の家のテーブルの茶碗の原画(モノクロ)(写真撮影禁止)があり、キャラの全く描かれていない唯一のこの1枚の原画を食い入るように見ました。この原画は作中よりずっとシンプルな線画で、作中とも微妙に異なるものでした。花の柄の周りの丸が点になっていました。(写真撮影は禁止だったので、スケッチをしました)

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原画展での茶碗のスケッチ(メモ程度です)

この原画を見て感じたのは、作中の作画とは少し異なっており、また余りにシンプルな表現だったので、実在のモデルが存在しないのではないかと、この時点で半ば諦めかけました。

それでもやはり諦め切れず、近所の商店街の食器のお店でも藁をもすがる思いで、茶碗のことを訊くなどすると、店主からお店の発注用の毎年発行されるカタログ(厚さ5cm、900頁以上もある、1頁に30枚の写真。コミケのカタログみたいな本)の前年度版をご好意で頂きました。しかし、そこにも似たものはありませんでした。上記のスケッチのように原画の右側には、角皿のようなものもあり、これも合わせてカタログ中を探してみましたがありませんでした。原画にあったこの角皿のようなものは作中にはなく、白石民子さんの名刺になっていました。

冬コミの原稿を進めなくてはいけない時期でもあり、その後も折を見ては検索をしていましたが見つからず、前述のように年末に至ったのでした。

 

さて、ネット検索でどうしてずっと見つけることが出来なかったのかですが、作中では茶碗の絵柄の色が青っぽい紫であったこと、茶碗の口が当たる部分が薄手であったこと、これらから、有田焼(波佐見焼)、もしくは美濃焼っぽいと思い、それらをキーワードにして重点的に探していました。柄についても、花のように見えたので、花柄などをキーワードにしていました。

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小梅さんが持っている茶碗(クローズアップ)

 今回の発見(=参考情報)を振り返ると、結局、茶碗の縁は薄手ではなく、いわゆる丸茶碗のような厚手のものだったし、花柄だと思っていたのは、太陽をモチーフにしたものだったとか。太陽の下に一本線が引いてあったので、茎だとばかり思っていました。

 

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同じ柄の角皿

この茶碗の太陽の左側にあるのは、草です。その草越しに太陽が見えているという図案なのだそうです。なので、「花」というキーワードでは見つけられません。

最後に、この作中では、茶碗の形が微妙に変化しています。

1つは、最初に上げた、縁が外側に向かって拡がっているもの(反り茶碗という)であり、もう1つは、茶碗の縁がすぼまって(窄まる)いる丸湯呑みと言われるものです。

作中ではシーンによって作画が微妙に変化するので、どちらなんだろうと悩ませられました。

今回、見つけた茶碗には両方の形がありましたので、丸茶碗の方も上げておきます。

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反り茶碗(左)と丸茶碗(右)

キマリが熱い茶碗に触れて手が赤くなっているシーンがありましたが、薄手の茶碗ならこのようになるのでしょうが、この砥部焼の茶碗は総じて厚手なので、このように熱くは感じないかもしれません。ここは、作中のストーリー上のイメージでそうしているのであり、あくまで、この茶碗は絵柄のモデルということでご容赦を。

このシーンを見て、薄手の茶碗ということを意識したので、有田焼や美濃焼を中心に探していたことも見つけられなかった大きな理由です。

絵柄は完全一致している訳ではないですが、小淵沢家の茶碗のモチーフ的にこの茶碗であろうと考えています。作画ではこの茶碗の太陽を花と間違えたのかなとも思います。

もし、この茶碗より似てるものが見つかりましたら、ぜひ、ご一報ください。

この茶碗の窯元の名前は梅山窯(ばいざんがま)といいますが、小梅さんつながりかな。

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うさぎりんごというよりもカニりんご?!

小梅さんのうさぎりんご食べてみたいです。(*3)

 

*1: 昭和のくらし博物館の許可を得て撮影しました。ありがとうございます。

*2:このカップは劇場版ガールズ&パンツァーローズヒップさんが持っていたもののレプリカです。元ネタは、WedgewoodのColonnadeというティーカップです。色はblackとgoldの2種類だけで、このような赤い色のカップは実在しません。随分、探しました(笑)

道遠さんからのこの写真を頂いてなければこの茶碗を見つけられませんでした。本当に感謝です。(もし、違っていたとしてもそれはそれとして嬉しいことでした)

*3: うさぎりんご作ったことがなかったので、やってみました。この画像は事前に参考動画などを見ずに、初めてやってみたものです。思ったよりすごく難しいです。この写真のあと、クックパッドとか色んな動画サイトを見て勉強しました。なんとなく、今はコツがわかった気がしています。

 

参考にした画像の著作権は「宇宙よりも遠い場所」製作委員会 ©️YORIMOI PARTNERSに帰属します。

(2019年1月16日)

(2019年1月18日改訂)