映画「君の名は。」をもうご覧になりましたでしょうか?
筆者はこの記事を書いている時点ですでに5回観ました。
もし、まだご覧になっていらっしゃらない場合には、ぜひ、ご観賞になられてからこの記事をお読みください。
ネタバレ要素を少なめになるように意識はしていますが、記事の都合上どうしても書かざるを得ない内容もあります。また、写真も作中のシーンと同じアングルのものも存在するので、まっさらな気持ちで観たいと考えている方はやはり観賞後にご覧頂ければと思います。
本記事の構成は、まずは登場したシーンの場所の説明となります。
なるべくストーリーの流れが未見者にもわからないように、地域別の構成としました。
今回はいわゆる聖地巡礼に利用できるかたちにしています。(今後の記事においては、背景や作品の考察など、より突っ込んだ内容を考えております。)
なお、住宅地など、登場シーンの実在場所の公開が、居住している方、近隣の方、さらに関係者にご迷惑がかかると想像される場所については、その場所も含めて写真も公開しないことをポリシーとしています。
更に、現時点(映画公開後しばらくの期間:少なくとも2週間~1ヶ月程度)では、カット写真に作中場面の説明は入れないことにします。映画をご覧になった方はどのシーンかは判ると思いますので。
最初はキービジュアルに登場した須賀神社に行ってみます。(この記事の末尾に須賀神社の公式HPのリンクがあります。その中にある案内図の2番の経路を辿ってみます。)
東京メトロ丸の内線四谷三丁目駅で降ります。
四谷三丁目駅ホーム
交差点近くの地下鉄C出口
新宿通りの右側を四谷方向へ2分ほど歩きます。
円通寺坂交差点を右に曲がります。(角にはkinko'sがあります)
この赤い色の舗装がされているところが円通寺坂です。
坂の途中から振り返って円通寺坂交差点方向を見たところ
緩い坂道を下っていきます。
途中に印象的な岐れ道があります。(あのS社のCMにも出て来ます)
振り返って見たところ(郵便ポストが左側に見えます)
道なりに進むとS字カーブがあります。
そしてほどなく須賀公園という名の交差点に着きます。
ここを右に曲がると、あの階段が見えます。
階段に近づきます。
階段の下から。
右側を登ります。
階段の途中から左手を見ます。
上まで登ります。
振り返って階段の下を見下ろします。
そして、キービジュアルのアングルです。
残念ながら、キービジュアルのような六本木ヒルズなどの建物は見えません。
でも、晴れた日には、作中の雰囲気を十分味わうことができると思います。
(この日は本当にキービジュアルのような素晴らしい青空でした)
階段の上の左側に寄れば少し景色が広がるかと思います。(ちょっと広角で撮っています)
この階段を登ったところの右側が須賀神社の境内です。
境内の手前は新宿区立須賀公園となっており、ベンチもあります。
奥へ進むと赤い鳥居があります。
作中の糸守の宮水神社の鳥居に少しだけ似てるような気もします。
折角なのでお参りをしましょう。
まずは、右手の手水で手や口をすすぎます。
拝殿に向かって、お賽銭、鈴を鳴らして、2礼2拍1礼の作法で参拝します。
2礼2拍1礼の作法について、簡単に解説します。
この作法を字面のまま行うといつお願いをしたらよいのかわかりにくいですね。
この拝殿の横に判りやすいイラストがありましたので見てください。
(1)2回お辞儀を深くする
(2)2回手を叩く
この手を叩いたあと、手を合わせたまま、頭を下げつつお願いをします。<ーここがポイント
(3)1回お辞儀をします。
「2礼・2拍・お願い・1礼」ということです。
お辞儀は恥ずかしがらずに深くするとカッコイイです。
ネコが境内にのんびりしているのを見ることができるかもしれません。
筆者が初めてこの神社に訪れたのは、キービジュアルが公開された週の週末だったのですが、ここに上げた写真はすべてそのときのものです。まだ巡礼者はほとんどいない状態でしたので、本当に落ち着いた神社で気持ちがよかったです。
筆者は、公開まで原作本に目を通すことをしておらず、この四谷三丁目から須賀神社に至るまでの道の途中、階段など気になった風景の写真を撮っていたのですが、それらは作品のロケハン気分で撮影していました。
(記事の公開は筆者自身が一切の情報を入れずに観賞したいと考えていたので、同様のお考えの方に配慮して、途中の道筋の画像など、万一その場所が作中に登場することがあると、結果として意図しないネタバレになってしまうかもしれないので、須賀神社の境内も含め、キービジュアル以外は全ての画像を公開まで記事にすることは控えてきました。)
観賞前において、作品の情報を一切何も入れずに新鮮な気持ちで監督のマネをしてロケハンするのは楽しいです。そして、実際に映画を見た時に、「(声を出さずに)あの場所だ!」と観賞中に再確認したり、その街の雰囲気をすでに知っていることによって、登場シーンの場所のよりリアルな感覚を抱くことができるのも映画の楽しみ方の1つのカタチではないかと思います。
さて、この神社の名前の由来は、「すがすがしい(須賀須賀しい)」というところから来ているそうですが、この日は梅雨の合間の本当に清々しい(すがすがしい)天気でした。
本殿左側奥に社務所があって、そこへ向かう小径に足を踏み入れたときに、向こうから1匹のネコがゆっくり歩いて来ました。
筆者が小さく手招きすると、ネコは安心したように、筆者に向かってどんどん近づいてきて、筆者の足下にまとわりついて離れなくなってしまいました。筆者はしゃがむこともできない状態がしばらく続いたのですが、ようやく少し離れてくれたのでしゃがんでなでたりしました。
首輪がついていたので、社務所で飼われているのかなと思いました。
(須賀神社の巡礼などについて、こちらの記事も併せてお読み下さい。ネコのお話の続きがあります。)
お参りが終わったあとは、階段を登った神社の前の道をそのまま真っすぐ進み、そこを右に曲がります。
大通りに出たら(左門町交差点)、左へ進みます。しばらく行くと、JR信濃町の駅前に着きます。
駅の前をそのまま進むと歩道橋が見えます。
歩道橋の手前の右手を見ると、代々木のドコモタワー(正式名称:NTTドコモ代々木ビル)が見えます。
同じアングルで時間を変えてPVのシーンの再現
では、この歩道橋に登ります。
歩道橋の真ん中から、青山通り方向(南側)を望みます。
少し引きの画像
そして、歩道橋を渡り、反対側の階段を数段降りて振り返ります。
さて、この歩道橋は何度も作中に登場しますが、この歩道橋には行き先表示板はありません。
作中の行き先表示板はこの歩道橋からさらに青山通り(国道246号線)方向へ向かって歩いたところにあります。
行き先表示板(都道319号線、青山通り近く)
この行き先表示板をこの信濃町駅前の歩道橋に取り付けたようなかたちで登場します。
この作品では、実際の風景に存在するアイテムを合成してカットを作っている場所が多く登場します。いわゆる聖地巡礼的な再現度としては微妙な場合もあるわけですが、作中の雰囲気を醸し出すには、これも有りなのかなと思います。(登場の内容によっては、作者の意図的な改変のような感じもしていますが、それはまた別記事で触れることにします)
(須賀神社の公式HPはこちらです。地図は同じHP内のこちらにあります。)
(須賀神社周辺:2016年6月26日撮影)
(信濃町周辺:2016年6月26日撮影)
(都道319号の行き先表示板:2016年8月26日撮影)
(神社の参拝作法イラスト:2016年9月3日撮影)