第5話は、これまでになく多くの新規背景カットが登場しました。
それでは、判明分から順を追って見ていきます。
【京都市内】
ホセア学院(京都府庁旧本館)については、別記事で詳しく扱いますが、今回、京都遠征時に撮影したカットに該当するものがあったので、いくつかここで上げておきます。
ホセア学院の正面入口(京都府庁旧本館正面玄関前)(#05-001)
左右対称の建物ですが、話中は左側からでした、惜しいです。
ホセア学院の裏側入口(京都府庁旧本館北側入口前)(#05-002)
建物は口の字型に建てられているのですが、正面の建物の反対側(北側)には、旧議場があり、ここへの入口となっています。
小糸が佇む教室内(正庁:京都府庁旧本館南側建物の2階)(#05-003)
ここは、正庁と呼ばれる部屋で、ここでは多くの式典、公式行事が行われてきました。
大正天皇や昭和天皇の即位の礼に際してはこの場所で閣議が行われたりもしました。
この場所は現在は貸しスペースとなっており、婚礼などに利用される方もあるそうです。
完全に一致している訳ではありませんが、窓の感じ、カーテンなどのしつらえが似ていると思います。
このカットもそうなのですが、建物内の各部屋の様子は作中に一致するものはほとんどないという感じです。
【鎌倉市内】
小糸と晴彦が橋を渡るシーン(滑川橋)(#05-004)
小糸と晴彦が門の前で学校を見ているシーン(鎌倉女学院)(#05-005)
建物の屋根の部分が作中ではなくなっていますが、その他はそのままです。
この門は普段は閉じられたままになっており、左側に同じような門があり、こちらを使用しています。
女子の中高一貫校となっています。通称:鎌女(かまじょ)と呼ばれています。
小糸のマンション(#05-006) --(調査中)
【横浜:山下公園】
緑のトンネルを3人が並んで歩くシーン(後ろから)(#05-007)
緑のトンネルを3人が並んで歩くシーン(横から)(#05-008)
緑のトンネルを抜けた広場(門に向かって)(#05-009)
緑のトンネルを抜けた広場(柱のあいだ)(晴彦と小糸)(#05-010)
緑のトンネルを抜けた広場(切り返し)(玲奈、舞、久瑠美)(#05-011)
これらの場所は山下公園の南端にある駐車場の屋上を公園として解放したもので、「世界の広場」と名付けられています。バルセロナのグエル公園の入口の階段の辺りが似ているかもとの公式の説明があります。筆者は現地に行ったことがありますが、言われてみればくらいで、そんなに似ているという感じはしませんでした。
この場所の発見は、フォロワーのこなさんにお聞きしました。発見の経緯は作中の建物の壁に×の模様があるのでマリンタワーではないかと考え、確かめてみたら正解だったとのことです。でも、筆者はとてもこれがマリンタワーには見えませんでした。先入観を捨て、確かめてみることが大切ですね。
ポール(フェンス)の並んだ坂道(#05-012) -- (調査中)
5階建ての建物(#05-013) -- (調査中)
茶色の壁の学校(#05-014) -- (調査中)
門から通りに出たところ(#05-015) -- (調査中)
土手と青い橋(#05-016) -- (調査中)
【藤沢市川名】
駐車場前の標識のアップ(#05-017)
稲荷の鳥居のある駐車場(#05-018)
この駐車場はこの右手にあるこじんまりとしたグリーンショップの駐車場です。
この日は、車が1台停まっていて、右側の看板がよく見えませんが、作中では忠実に描かれています。
この場所はこなさんが簡単なキーワードでの画像検索で見つけたとのことです。検索キーワードってホントに微妙ですよね。
【江ノ電鵠沼駅東側】
江ノ電の盛土部と防音壁の横の道路(#05-019)
江ノ電の盛土部を江ノ島駅から藤沢駅までの区間を全てチェックしましたが、この場所が防音壁、および電柱などがほぼ一致します。なお、左側の建物は完全には一致しません。
小糸が路地で道ばたに腰掛けて佇む(#05-020) -- (調査中)
動物園の看板のある道路(#05-021) -- (調査中)
【金沢動物園】
動物園入口(#05-022)
ディテールは異なりますが、主要なアイテムが揃っており、配置なども一致します。
金沢動物園は、横浜市南部(金沢区)の丘陵地にあります。
この入口を入ると「なかよしトンネル」という通路があります。
なかよしトンネル内部
ここは、浦安の東京ディズニーランド内のイッツ・ア・スモールワールドのミニミニ版という感じがします。
これから動物園という非日常空間への橋渡しという流れが筆者は好きです。
動物園園内の行き先看板(#05-023)
コアラのいる動物園は少なく、金沢動物園はすぐに思い当たりました。
動物園園内の時計塔(#05-024)
作中とは支える柱のかたちが異なっています。園内にはこの他には時計はありません。3方向に時計の文字盤があること、3本の柱で支えていることなどから、この時計塔をモチーフにしていると思われます。
動物のいる柵の前の小糸(#05-025)(参考)
ぴったりの柵と背景の岩山がみつからなかったので、近いものを上げておきます。
動物園園内の自動販売機(#05-026)(参考)
園内をくまなく探したのですが、同じ型の自動販売機は見つかりませんでした。
雨の中を擁壁の前を歩く小糸(#05-027) -- (調査中)
ランドセルを背負った久瑠美の後ろ姿(#05-028) -- (調査中)
以上となります。
未発見物件がまだまだ多くありますが、地道な調査が必要です。
今回は「調べ調べ調べ調べて、標を留め置け!」という小糸のPAROLEのまんまの背景調査でした。
おまけ1:
金沢動物園には5頭のコアラがいます。(2016年2月7日現在)
1頭がオス、3頭がメスで、そしてもう1頭が最近生まれたオスのこどもです。
この小さなこどものコアラ(ハヤト)はしっかりお母さん(ワカ)に抱かれているようです。
写真の真ん中にこどものコアラの小さな顔が見えると思います。
おまけ2:
鵠沼駅の近くのお店の前で見かけたマルコシアスです。癒されました。
(2016年2月6日、2月7日撮影)