はいみどりの世界

すてきな記憶を忘れないために

ここからここから

新しいブログを作りました。

アニメの舞台を訪れた記録を中心に、

いろんなことを書いて行きたいと思います。

 

(2018年7月14日公開)

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以前のブログ「人間万事塞翁が馬」の記事もこのブログに転載しました。

筆者のアニメ聖地巡礼の足跡の記録です。

見出しの日付は当時のままです。内容も現在と異なる状況もありますが、その時の記録を残すという観点でそのままにしています。

必要に応じて、内容の訂正、補完記事なども作っていくつもりです。

 

(2021年1月27日追記)

(2023年6月17日修正)

 

 

コミケ c92 おしながき(2017年夏)

 コミケ(C92)のサークル「やきいも」のお品書きです。(8月13日(日)3日目東U-50b)

1. 杵崎屋のひみつ (B5:フルカラー16p) (300円) (新刊:C92) --- はいふり横須賀!
「杵崎屋のひみつ」 は、「ハイスクール・フリートはいふり)」のTVアニメシリーズ、そして発売間もないOVAに登場した横須賀に点在する背景の全てをカバー、所在地の地図(海上も!)、登場した背景の解説、関連施設やグルメ情報、小ネタも。
はいふり」の全ての情報をこの1冊に。もちろん、いつもの背景へのこだわりも。

 ◎横須賀はいふり聖地巡礼ガイドブックとしてぜひお勧めいたします。

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2. ホセア学院のひみつ (B5:フルカラー16p) (300円) (既刊:C91) --- 関東舞台の貴重な京アニ作品!
「ホセア学院のひみつ」を頒布します。「無彩限のファントム・ワールド」のTVアニメ登場の全シーンの実在の場所の画像、所在地の地図、登場したシーンの解説、確定シーンの一覧、未確定シーンの一覧などTVアニメ版ファントムワールドの全ての情報をこの1冊に。
ホセア学院のモデルとなった京都府庁旧本館の画像、さらに作中に登場した演劇のシーン、新撰組関連の実在カットなど、京都周辺の取材を敢行。
また、主要な舞台である西鎌倉の有名なケーキ屋さんの情報も載せています。巡礼途中の休憩場所におすすめです。
無彩限のファントム・ワールド聖地巡礼にぜひこの1冊を。

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3. 新堂写真館のひみつ (B5:フルカラー28p) (500円) (既刊:C89)
「新堂写真館のひみつ」(c89刊行)を引き続き頒布します。TVシリーズ登場の全カット、店内の写真、事典風解説、店内メニューそして世田谷邪宗門だけでなく、邪宗門の姉妹店全ての情報などをこの1冊に。
境界の彼方ファンだけでなく、喫茶店ファンの方にもお勧めいたします。また、世田谷邪宗門と縁の深い作家、森茉莉さんにも触れています。その中ではBL小説の歴史を語るうえでの貴重な事実も記しています。

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4. 新堂写真館のひみつ(Lite) (B5:フルカラー4p) (フリーペーパー) (C90より配布中)
「新堂写真館のひみつ(Lite)」(2016年夏コミ特別編集版)として作成したフリーペーパーです。内容は、既刊でできなかった登場カット、邪宗門内の写真の解説を中心に、既刊の刊行以降の出来事、アクセス案内、店内の見取り図など盛りだくさんの内容です。
この冊子は、既刊の「新堂写真館のひみつ」の補完の位置付けでもあるので、本誌をご購入の際は必ず添付させて頂きます。

 ◎この冊子は単独でも当スペースで配布(無料)いたしますので、ご入用の方は遠慮なくお申し出のうえ、お持ち帰り下さい。
(「境界の彼方ファンです。ペーパー下さい」と言っていただければスムーズです)

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5. 正誤表(モノクロ1p)
 「新堂写真館のひみつ」の正誤表を作成しています。ご案内が遅れて申し訳ありませんでした。
  2015年末のコミケ(c89)でお買い求めの方で、正誤表が未入手の方はぜひお申し出ください。
  お渡しさせていただきます。(それ以降の頒布においては付属しています)
  なお、PDF版はこちらからダウンロードできます。

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以上です、よろしくお願いいたします。    
2017年8月11日    サークル「やきいも」代表:グルミット

 

無彩限のファントム・ワールド(10)(湘南江の島駅周辺 2017年4月)

2016年の冬アニメ、「無彩限のファントム・ワールド」の放送が終わってちょうど1年経ちますが、4月の始めにツイッターで流れてきた情報によると、湘南モノレールの終点、湘南江の島駅を出たすぐのコンビニ「スリーエフ湘南江の島駅店」が閉店したとのこと。
ここは、第6話の熊枕久瑠美がメインのファンタジー回で、このコンビニの前の横断歩道を含め重要な舞台だったので自分の目で確認しに行って来ました。(*1)

この日は雨だったので人通りもまばらで、普段の週末の賑わいとは全く異なる雰囲気でした。そしてこのコンビニの前に到着して、目に入ったのがこの写真。

f:id:haimidori:20200512192128j:plainスリーエフ湘南江の島駅店(跡)

看板などすべて撤去されていて白い。ひたすら白い。この日は雨も降り続いていて、空も白かったので、背景画がまだ彩色されていない状態みたいで、すっぽり舞台がなくなったみたいな衝撃を受けてしまいました。

 

f:id:haimidori:20200512192144j:plain参考:スリーエフ湘南江の島駅店(2016年営業時)

まさに、「 ”無彩色”のファントム・ワールド」という言葉しか出て来ませんでした。
以下、いくつか画像を貼っておきます。

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さて、この日は第12話にも出て来たこのコンビニとそのはす向かいにあるお魚屋さん&食事のお店の舟善に遅い昼食を食べに来ました。
(第12話の記事など、第7話以降はブログ記事にまだ掲載できていません。この場を借りてお詫びいたします)(*3)

 

f:id:haimidori:20200512192342j:plain舟善(ふなぜん)

舟善はお魚料理の筆者のお気に入りのお店です。放送時にこのお店の画像が出て来たときには凄い衝撃を受けたことを今でも覚えています。このお店がアニメに登場したことで、普通にお店に入れなくなってしまうのではないかと少し心配しましたが、そんなこともなく、いまも放送前と変わらず落ち着いたお店の佇まいです。
この日は、筆者がよく注文する「しじみ汁定食」を頂きました。アジの叩きとしじみのたっぷり入ったしじみ汁の組み合わせです。このお店でも売られている海苔の佃煮の小鉢も付いていて、いつも、この海苔も訪れた際には買って帰ります。

 

f:id:haimidori:20200512192359j:plainしじみ汁定食

さて、食事をして元気になってから、コンビニの周りを再度撮影して、帰宅の途に着こうと思ったのですが、せっかく来たので、コンビニのすぐ裏手にあるこれも作中に幾度となく登場した湘南江の島駅も少しだけ見ておこうと思い駅の入口の階段の前に来ました。

 

f:id:haimidori:20200512192424j:plain湘南江の島駅

いつも通りの風景で何も変わっていないことに安堵しました。が、作中にも登場した向かって右手の歯医者さんの青い広告看板の下に、何か大きな紙が貼られているのに気が付いて、近くに寄って見てみると、そこには、
湘南モノレール 湘南江の島駅改良工事」との表題が!

 

f:id:haimidori:20200512192458j:plain図面全体

 

f:id:haimidori:20200512192523j:plain図面(部分)

詳しく見ていくと、これは、現在の湘南江の島駅を半分以上改築し、さらにコンビニの辺りまで増築するとのこと。単刀直入に言うと、湘南江の島駅が変わってしまう、つまりファントムワールドの主要な背景舞台が変わってしまうということなのです。
計画書には2017年6月から2019年6月の工事期間が記載されていました。もうすぐ、この外観が見れなくなってしまうのです。

 

f:id:haimidori:20200512192545j:plain図面(部分)

図面をさらに詳しく見ていくと、エスカレーターが移設、増設されたり、階段の位置も違う場所にあったりと、現在の内部の様子も大きく変わるように見えました。あの階段の途中で川神舞が晴彦にコブライツイストを掛けたタコの絵(作中ではコブラの絵)とかもなくなってしまうかもしれないと。(*2)

 

f:id:haimidori:20200512192623j:plain図面(部分)

京アニ作品では、なぜか、背景に使った場所が失われることが多いという印象を筆者は持っているのですが、さすがに、この駅がこんなに早く大きく変わってしまうというのはコンビニ以上に大きな衝撃でした。

聖地が失われるのは早いです。いつかは訪れようと思っていても、あっと言う間になくなってしまいます。
筆者もいつかは訪れたいと思っていた聖地がなくなってしまって残念に思ったことが何回もあります。
無彩限のファントム・ワールドファンの方はぜひとも、この湘南江の島駅が変わってしまう前に訪れてみてはいかがでしょうか。
(2017年4月9日撮影)

*1:第6話の記事はこちらをご覧ください。
*2:筆者は建築の専門家ではありませんので、この図面から読み取った情報に対して筆者の解釈が間違っているかもしれないことを予めお断りしておきます。何か、記事中に間違い等がございましたら、ご指摘頂ければと思います。
*3:筆者が著している無彩限のファントムワールドの巡礼・探訪本「ホセア学院のひみつ」では、全話に渡る内容を記しています。よろしければそちらもご覧頂ければと思います。こちらの記事でご案内しています。

 

無彩限のファントム・ワールド(INDEX:2017)

無彩限のファントム・ワールド関連のブログ記事へのアクセスが便利なようにインデックスを用意しました。

1.TVアニメ関連記事
1) 無彩限のファントム・ワールド(1)西鎌倉駅前)
2) 無彩限のファントム・ワールド(2)(PV1: 極楽寺駅江ノ島駅周辺)
3) 無彩限のファントム・ワールド(3)(PV2: 西鎌倉駅、龍口寺、江ノ島周辺)
4) 無彩限のファントム・ワールド(4)(OP, 第1話 : 由比ケ浜、腰越、西鎌倉駅、龍口寺)
5) 無彩限のファントム・ワールド(5)(第2話 : 湘南江の島駅、その他)
6) 無彩限のファントム・ワールド(6)(第3話 : 横浜市、みなとみらい地区、山下公園、中華街など)
7) 無彩限のファントム・ワールド(7)(第4話 : 京都市六地蔵など)
8) 無彩限のファントム・ワールド(8)(第5話 : 鎌倉市内、藤沢市横浜市山下公園金沢動物園
9) 無彩限のファントム・ワールド(9)(第6話 : 藤沢市善行、湘南江の島駅周辺)

10) 無彩限のファントム・ワールド(10)湘南江の島駅周辺)

(2017年1月2日現在)

(2021年1月27日リンク先追加変更)

 

コミケ c91 おしながき(2016年冬)

 

f:id:haimidori:20200512190340j:plainコミケ(c91)のサークル「やきいも」のお品書きです。(2日目(金)東ア30b)

1. ホセア学院のひみつ (B5:フルカラー16p) (300円) (新刊:c91)
「ホセア学院のひみつ」(c91新刊)を頒布します。「無彩限のファントム・ワールド」のTVアニメ登場の全シーンの実在の場所の画像、所在地の地図、登場したシーンの解説、確定シーンの一覧、未確定シーンの一覧などTVアニメ版ファントムワールドの全ての情報をこの1冊に。
ホセア学院のモデルとなった京都府庁旧本館の画像、さらに作中に登場した演劇のシーン、新撰組関連の実在カットなど、京都周辺の取材を敢行。
また、主要な舞台である西鎌倉の有名なケーキ屋さんの情報も載せています。巡礼途中の休憩場所におすすめです。
無彩限のファントム・ワールド聖地巡礼にぜひこの1冊を。

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2. 新堂写真館のひみつ (B5:フルカラー28p) (500円) (既刊:c89)
「新堂写真館のひみつ」(c89刊行)を引き続き頒布します。TVシリーズ登場の全カット、店内の写真、事典風解説、店内メニューそして世田谷邪宗門だけでなく、邪宗門の姉妹店全ての情報などをこの1冊に。
境界の彼方ファンだけでなく、喫茶店ファンの方にもお勧めいたします。また、世田谷邪宗門と縁の深い作家、森茉莉さんにも触れています。その中ではBL小説の歴史を語るうえでの貴重な事実も記しています。

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3. 新堂写真館のひみつ(Lite) (B5:フルカラー4p) (フリーペーパー) (新規:c90)
「新堂写真館のひみつ(Lite)」(2016年夏コミ特別編集版)として作成したフリーペーパーです。内容は、既刊でできなかった登場カット、邪宗門内の写真の解説を中心に、既刊の刊行以降の出来事、アクセス案内、店内の見取り図など盛りだくさんの内容です。
この冊子は、既刊の「新堂写真館のひみつ」の補完の位置付けでもあるので、本誌をご購入の際は必ず添付させて頂きます。

 ◎この冊子は単独でも当スペースで配布(無料)いたしますので、ご入用の方は遠慮なくお申し出のうえ、お持ち帰り下さい。
(「境界の彼方ファンです。ペーパー下さい」と言っていただければスムーズです)

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4. 正誤表(モノクロ1p)
 「新堂写真館のひみつ」の正誤表を作成しています。ご案内が遅れて申し訳ありませんでした。
  昨年末のコミケ(c89)でお買い求めの方で、正誤表が未入手の方はぜひお申し出ください。
  お渡しさせていただきます。(それ以降の頒布においては付属しています)
  なお、PDF版はこちらからダウンロードできます。

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以上です、よろしくお願いいたします。    
2016年12月24日

 無彩限のファントム・ワールド関連のブログ記事こちらです。本誌と併せてお読みください。

(お詫び:関連のブログ記事(INDEX)のリンクが間違っていました。申し訳ございません)
(2017年1月2日訂正)

 

「新堂写真館のひみつ」について

 

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コミケc89 (2015冬コミ)、c90 (2016夏コミ)で頒布させて頂いた、「新堂写真館のひみつ」についての情報です。
本書の内容については、c90のおしながきをご覧ください。

1. 正誤表
先のお品書きの記事にも記載しましたように、正誤表を公開いたします。
PDFファイル(A5サイズ)です。ダウンロードして印刷をして頂ければと思います。
(c89(2016年12月)での入手の方が対象となります。それ以降の頒布においては添付しております)

 訂正表 <ーーこちらをクリックしてください

2. フリーペーパー
c90においては、「新堂写真館のひみつ」の補完的な位置づけとして、フリーペーパー「新堂写真館のひみつ(Lite)」を無料配布させて頂きました。

その他:
・フリーペーパーについては、冬コミ(c91)で再度限定数配布の予定です。
なお、「新堂写真館のひみつ」をご購入の方には必ず添付いたします。
コミケにいらっしゃれない方へ。
世田谷邪宗門様のご好意で、お店に来店された方には差し上げます。お店の方にお尋ねして頂けたらと思います。なお、お店にたまたま在庫がない場合もありますので、その際はご容赦ください。

(世田谷邪宗門は、12/29~1/5までお休みです。木曜日が定休日)

(2016年1月3日情報更新)

フリーペーパーは現在在庫はありません。申し訳ございません。

世田谷邪宗門は、不定期にお休みされることがあります。

(2021年1月27日情報更新)

 

 

 

映画「聲の形」(1)駒込学園 & 舞台挨拶(手話付き)ミニレポート at 新宿ピカデリー

 

f:id:haimidori:20200512180451j:plain校舎入口外観

映画「聲の形」が封切られた週の週末には見に行くことができなくて、週明けの水曜日にようやく観ることができました。筆者は原作も全く読んでおらず、観賞前における作品の内容の情報は唯一映画館で流れた予告編だけであり、本作品の観賞までは、いろんなところから流れてくるネタバレにも細心の気を遣い関連情報を一切入れないように気を付けていました。そのようにするのは、先入観なしに作品を観賞したいためなんですが、最近はどうしてもSNSという存在のために困難になっていることは事実です。封切り後のしばらくの期間だけSNSを使わないという訳にもいかないのでなかなか難しい問題です。

映画は、題材から考えて、ストーリー展開が重いのかなと少し気にしていましたが、自分にとっては思いのほかそうでもなかったので、少しほっとしました。これも、山田尚子監督の為せる技かなと感心しました。

以下の記事内容についてです。駒込学園での撮影カットにおいては、作中のカットの説明は現時点ではしませんので、ネタバレは含まないつもりですが、画像そのものがネタバレと思う方など気にされる方は観賞される前は見ない方がよいかもしれません。

その後に続く舞台挨拶"ミニミニ"レポートにおける内容においては、ネタバレ(テキスト)が一部ありますので、未見の方は、この舞台挨拶レポートの部分は、必ず作品を観賞してからお読み頂ければと思います。(原作をすでにお読みの方はその限りではないのかもしれません。筆者は原作にどのように書かれているかは知りませんので。原作に関してはそのうち読むつもりです。)

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(1)駒込学園

作中で石田将也が通っている高校の実在モデルです。京都アニメーションが作品を作る場合の多くは、地元の関西(特に京都周辺)の実在背景を使うのがほとんどなのですが、この駒込学園は、原作のコミックにおいてモデルとして使われていたので、今回、映画化(アニメ化)されたときも原作に準拠したのだと思います。
映画のエンドロール、パンフレットにも、駒込学園(”駒込中学高等学校”と記されている)の名前が登場していました。

 

f:id:haimidori:20200512180520j:plain学校名のプレート

筆者は、この作中での高校のモデルであることを知ったのは、twitterで、駒込学園の文化祭の宣伝をされている生徒さんが複数存在し、その中には自分達の高校が作中のモデルになっていることをつぶやかれている方がこれも複数存在していたことによります。生徒さんは自分達の学校名を駒込高校と呼んでいました。これが通称なのだと思います。

 

f:id:haimidori:20200512180555j:plain頂いた文化祭(玉蘭祭:「はくれんさい」と読む)のパンフレット

筆者は文化祭の見学も兼ねて行くことにしました。
アニメ等に登場する学校モデルの多くはこのような私立であることが多いようです。
校内の撮影が可能かどうかを入場時に確認し、さらに、撮影した画像をブログ記事等に載せてもよいかを学校の責任者に確認をいたしました。
その際に告げられたのは、生徒さんのプライバシー(顔などが写らないようにする)に配慮することをお願いしたいということでした。また、身元を明らかにするため筆者は実名と連絡先の入った名刺もお渡しいたしました。これは、記事に対するなんらかの連絡が必要な場合に対応するためです。

今回の記事化においての画像は、学校内の教室等、作中に登場した景色、背景の確認を主眼としており、カット合わせなどを目的とはしておりません。
また、このような記事を作成するための撮影が、この文化祭の行われた2日間のみ可能であることも勘案しました。それは公式サイド以外からの校内の画像の公開に対して、同様に学校内の見学を求める方が後に続く可能性が否めないので、それが可能なのは年に一度のチャンス、すなわち文化祭が行われるときだけであるということを周知しておきたかったこともあります。筆者は、文化祭の1日目の土曜日に見学、撮影などをおこない、翌日(この日は晴天だった)の朝にその文化祭の開催情報をツイートで流しました。筆者のツイートを含め、生徒さんのツイートなどを検索などで発見された方、あるいは、パンフレット、エンドロール、さらには原作など関連する情報をすでに知っていた方においては、筆者同様これらの日に高校を訪問された方もいらっしゃるのではないかと思います。

一般に、学校は普段は非公開であり、内部を見ることができるのは、このような文化祭などごく一部の行事のときだけであることをご理解、ご了解いただければと思います。
先の筆者のツイートにおいても単に聖地として興味本位で訪れるだけでなく、生徒さんの文化祭に向けて準備した展示をしっかり見ていただくことを併せてお願いいたしました。
この文化祭に行って校舎内外を見ることは、作品のより深いところでの理解、観賞の助けになると考えました。もちろん、本来の姿である文化祭の見学、すなわち高校生(中学生)の皆さんの展示されているものを見るということはこの文化祭の一般公開の元来の意義であることは言うまでもありません。
このような堅苦しいことを抜きに、筆者は文化祭の展示を見るのが好きです。

なお、まだ作品が公開されてから10日余りしか経っていないので、上記のように現時点ではカットの説明はいたしません。
筆者は訪問する前にはたった1度しか観賞できていなかったので、撮影時には高校の登場シーンをほとんど覚えておりませんでした。そのような事情もあって、カット合わせが困難であったというのが正直なところです。

では、撮影画像です。淡々と貼っていきます。

 

f:id:haimidori:20200512180622j:plain学校の正門前(文化祭のゲート)

 

f:id:haimidori:20200512180712j:plainグラウンドの近くのベンチとゴミ箱

 

f:id:haimidori:20200512180735j:plain反対側からグラウンド方向を望む

 

f:id:haimidori:20200512180757j:plainゴミ箱

このゴミ箱は作中では、2つのベンチに挟まれるかたちで配置されていました。

続いて校舎内です。

 

f:id:haimidori:20200512180821j:plainフロアの見取り図

壁の色が緑色なのは、この4Fでした。
おそらく、1-6~1-8のどれかの教室をモデルにしたようです。この階は1年生の教室が存在しています。
これらの教室は生徒の展示のため撮影はできませんでした。

 

f:id:haimidori:20200512180852j:plain教室の入口(廊下から)

3-8(2階)の教室では美術部の展示がされていましたが、教室内が見渡せたのでこの教室を撮影いたしました。

 

f:id:haimidori:20200512180914j:plain教室の前方入口

 

f:id:haimidori:20200512181022j:plain教室の前方および中程

 

f:id:haimidori:20200512181152j:plain教室の後方入口

 

f:id:haimidori:20200512181224j:plain教室内からグラウンド方向(手摺り等)

 

f:id:haimidori:20200512181307j:plain男子トイレの前

トイレ内は撮影は致しませんでしたが、個室の辺りは作中と同じでした。

 

f:id:haimidori:20200512181416j:plain階段

校内では、文化祭の展示が各フロアでなされており、筆者はいくつかの教室を見学しました。

 

 

f:id:haimidori:20200512183326j:plain華道部の展示教室の入口

 

f:id:haimidori:20200512183357j:plain華道部の展示教室の後方入口(廊下から)

 

華道部の展示は、沢山の生け花がありましたが、部員がそれぞれに自分で製作した花器に花を生けるという展示もあり、花器と一体になった生け花(器も生け花の一部)を体感できていたのかなと感心して見ました。

 

f:id:haimidori:20200512183425j:plain美術部展示教室内

美術部展示は教室の前方にテーブルが配置され、ここに部員が製作した陶器の皿などが並べられていました。

綺麗な小皿だったので、1枚購入させて頂きました。

 

f:id:haimidori:20200512183518j:plain購入した小皿(美術部員作成)

他には、最近話題の君の名はのアニメのイラストが黒板に大きく書かれていた教室もあったようです。

 

f:id:haimidori:20200512183545j:plain1-5の展示教室

京都などでお馴染みのあの映画館もありました。

この日は午後から新宿で聲の形の舞台挨拶付き上映に行くことにしていたので、名残惜しくも午前中でお暇いたしました。

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(2)聲の形スタッフ舞台挨拶(手話付き)ミニミニレポート(9/24) at 新宿ピカデリー

以下、ネタバレありますので、作品を観賞済みの方のみ続きをご覧ください。

 

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京アニからは山田尚子監督、そして、手話通訳の方(手話あいらんど:蓮子都さん)が登壇され、監督のお話を手話通訳の方が手話で伝えるというかたちで進められました。

内容に付いては、作中の手話のお話を主体に進められました。
最初の話題は、手話には関西弁があるとのこと。具体例としてあげられたのは、「おやすみなさい」の手話は関東では両手を会わせて顔の横に持って来てその手の方へ顔を傾けるいわゆるおやすみのポーズですが、関西では、両手を並べるように身体の前で合わせる仕草のようです。(このように見えたのですが、正確なところはよくわかりませんでした。)
ちなみにこの回の上映は字幕付きだったのですが、作中で手話を使って話す部分に関しての字幕はありませんでした。したがって、作中の手話についてはやはりよくわからないというのが正直なところでした。

作中での筆者の一番のお気に入りシーンは、植野が手話を使い、硝子がその手話の間違いを訂正するところです。(ネタバレしてます。ごめんなさい)
この部分に関して、山田監督が解説してくれたのですが、濁音を表現するには、文字の手話の形のまま、右側に手を移動させることで、「は」(ha)(清音)の文字の意味が、「ば」(ba)(濁音)に変化するそうです。
このことを知っていると、作品がより理解出来たと思います。
筆者はこの日は2回目の観賞だったのですが、手話をもう少し理解してからまた、鑑賞したいと改めて思いました。
また、午前中に訪れた高校でみた風景と同じ背景が、作中にいろんなところで出て来て追体験できてよかったと思いました。作中で「文化祭をもっとよく見たい」と将也が言っていたことも実感しました。

というわけで、両手の指先を開いて、それぞれにボールを掲げて持っているようなかたちで、その手を左右に回転させるポーズをいたします。(言葉で書くと難しい)
両手でキラキラポーズをするという感じです。
筆者、このポーズを舞台挨拶が終わったあと、舞台に向かっていたしました。手話通訳の方がそれに気が付いてにっこりしてくれてちょっとよかったです。

(2016年9月24日撮影)